訪問歯科 歯周病治療
歯周病治療といえば昔から患者さんへの歯磨き指導と歯石除去などの歯に付着した汚れを落とす掃除が、どの歯科医院でもおこなわれている基本治療なのです。
しかし、この基本治療をしても、なかなか歯ぐきの炎症がとれず、腫れや出血・口臭で悩まれ、歯を1本、 2本と次々に失っておられる方が多いという現実があるのです。
歯垢や歯石の除去を歯科衛生士が行うのですが、日々のブラッシングが一番の治療であり、予防でもあるのです。
21世紀になり考え出されたのが、 顕微鏡を使った歯周内科治療なのです。
位相差顕微鏡を使い、個々の患者様の歯垢を調べ歯周病の原因になっている菌を特定して、 それをたたく薬を服用したり、お口の中の汚れを強力にとる歯磨き剤やブラッシングと従来の基本治療を組み合わすことによって、 歯周病の治癒率が大きく上がったようです。
口腔ケアとは、歯や入れ歯はもちろん、お口の中全体を清掃することなのです。
歯石除去、ブラッシング、歯ぐきマッサージ、リハビリ、口腔衛生管理の指導などあります。
要支援、要介護1〜5の認定者の方は、介護保険の適用が受けられるのです。
訪問歯科とは、高齢や体の不自由などの理由で、通院できない方を対象に歯科治療を行うサービスなのです。
特に身体的な介護を要する場合、お口のケアを見落としがちなのです。
食べる、話すなど日常の動作を機能的に行うためにも、ケアは不可欠となっているのです。
患者さんの状態によっては、毎回のケアが難しいこともあるのですが、その時のお身体の様子を見ながら、定期的にブラッシングを続け、長い目で維持、改善ができるように、取り組んでいるのです。
歯周病の予防には、歯垢を取り除き、歯肉をマッサージすることが大切になっているのです。
早期発見、早期治療によって、食生活の改善や咀嚼機能の向上が図れるのです。それによって、健康回復・認知症の改善・予防にもなるのです。
そのためには、つまようじを使う要領で歯と歯の間を磨くつまようじ法が効果的となっているようです。
歯周病が原因で歯を失くす事が多々あるのです。訪問歯科は、ここ数年高齢者の口腔ケアが注目されていることから非常に利用者が増えているのです。
お口の中を清潔に保ち、虫歯や歯周病の治療、入れ歯の手入れをすることは、食べる機能や話す機能を向上させ、人とのコミュニケーションを円滑にし、生きる意欲にもつながるのです。
- 次のページへ:摂食嚥下障害のリハビリ
- 前のページへ:訪問歯科 義歯の作製
訪問歯科情報館へようこそ!このサイトは管理人の備忘録としての情報をまとめたものです。
掲載の記事・写真・イラストなどの無断複写・転載等はご遠慮ください。